7月8日(木)の講師はリオデジャネイロ2016・パラリンピック入賞選手であり
目黒区役所に勤務されている大西 瞳さんです。

100mで8位入賞、走り幅跳びで6位入賞、パラ陸上の世界選手権は2013年から3大会連続出場。
輝かしい実績をお持ちの大西選手ですが、ここまでたどり着くまでにはかなりの困難があったのでは、
と思いつつ、講演を聞き始めました。

約20年前に病から右足大腿部を切断され、入院1ヶ月間、意識不明で寝たきりの状態から回復、
ベッドを起こすことから訓練を始め、本格的に走る練習を開始されるまで約8年かかったそうです。
それから4年後にロンドンパラリンピック補欠推薦、8年後にリオパラリンピック2種目入賞
とのことで、陸上一筋のイメージを思い浮かべながら聞いていました。

そんなご多忙の中、NHKの障がい者によるバラエティ番組に出演されたり
ファッショナブルなモデルの活動もされるなど、かなり幅広く活動をされていらっしゃったそうです。
大西さんの「義足を見慣れてほしい」という言葉が印象的で、
ご本人の義足もかなりファッショナブル。義足の着脱の様子も進んで披露してくださいました。

困難な御経験をされたにもかかわらず大変明るく前向きで
「病気があったからこそ、大きな夢を与えてもらって感謝しています」とのことでした。
今回のパラリンピックは、今までとは違った視点で見ることができそうで楽しみです。

パラリンピアン/大西瞳選手「誰にでも可能性はある」
https://www.youtube.com/watch?v=Yhgr-p9U2RU